453. 架空の犬と嘘をつく猫
読了:2021年3月16日
ひとこと:今、1番気になっている作家、
寺地はるなさんです。
タイトルと表紙のかわいさに惹かれて
手にとりましたが、
お話は決してかわいい、というわけでなく
いろいろ奥深い家族の話でした。
正直、山吹の行動に理解できない部分もありました。
それでも嫌いにはなれない。
私はどちらかというと紅に近いのかもしれません。
寺地作品を読むのはまだ2冊目ですが、
前読みの『水を縫う』の清澄くんと
今回出てくる羽猫山吹くんの
キャラがなぜかかぶりました。
寺地はるなさん、
これから既刊本もどんどん読んでいきたいです!
452. 博士の愛した数式
450. 私は女になりたい
449. この気持ちもいつか忘れる
448. 水を縫う
読了:2021年2月6日
ひとこと:初読み作家さんが続きます。
寺地はるなさん。
ちょっと気になりながら、ずっと心にとどめるだけにしていた人。
何でもっと早く手にとらなかったんだろう。
女だから、男だから、妻だから、
夫だから、母だから、父だから・・・
「こうあるべき」「こうしないと」
「無理に決まってる」「そんなんやめとけ」
いったい誰が決めたんだろう、そんなこと。
心にすーっと溶け込んだ。
文章のところどころで、かなり癒されました。
うんうん。
「好きなものは好き」でいい。
もっと気軽に考えていいんだね。
素敵な作品でした。