読書のきろく

読書のきろく

読んだ本の記録。備忘録。ひとことふたことみこと。

454. ははのれんあい



窪美澄・著

読了:2021年3月24日

ひとこと窪美澄さんの新作が続いて出てくれてうれしい!

タイトルで頭に描いていたストーリーとは
全く違っていた。

前読みした『私は女になりたい』の方が
まさに「ははのれんあい」やん(笑)

智晴、ほんとにいい息子!
由紀子さん、よくがんばったね。

智久はクソだと思う反面、全面的には憎めなかった。

そんな近所に暮らすのはどうかと思うけど。



453. 架空の犬と嘘をつく猫



寺地はるな・著

読了:2021年3月16日

ひとこと:今、1番気になっている作家、
寺地はるなさんです。

タイトルと表紙のかわいさに惹かれて
手にとりましたが、
お話は決してかわいい、というわけでなく
いろいろ奥深い家族の話でした。

正直、山吹の行動に理解できない部分もありました。

それでも嫌いにはなれない。
私はどちらかというと紅に近いのかもしれません。

寺地作品を読むのはまだ2冊目ですが、
前読みの『水を縫う』の清澄くんと
今回出てくる羽猫山吹くんの
キャラがなぜかかぶりました。

寺地はるなさん、
これから既刊本もどんどん読んでいきたいです!



452. 博士の愛した数式



小川洋子・著

読了:2021年3月10日

ひとこと:少し前に、NHK-BSで映画を放送していましたね。
観る前に原作を読みたくなりました。
『僕の記憶は80分しか持たない』というフレーズ、
当時よく聞いていましたが
なるほど、そういうことだったんだ。

映画の前に読んでよかった。

数学と言えば…

大学の勉強で、数年前にやり直し勉強をした時に
昔、あんなに苦手だった微分積分が意外と楽しく出来たことを
思い出しました。
この楽しさをもっともっと早く知っていたら
私の運命は変わっていたのかも?
ないか(笑)

ルートがうらやましいわー。



451. ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人



東野圭吾・著

読了:2021年3月4日

ひとこと東野圭吾最新刊です。

軽くてサクサク読めました。

マジシャンの叔父さんが個性強すぎで(^^)
振り回されっぱなしの真世。
2人の掛け合いも楽しかったです。

コロナ禍に起こった話という設定もすごい!

ただ、中身は切なかった・・・私はですが。

これ、シリーズになるんじゃないかなあ。



450. 私は女になりたい



窪美澄・著

読了:2021年2月20日

ひとこと:大好きな窪美澄さんです。

美容皮膚科医のアラフィフ女性と
かなり年下の患者、の恋愛小説。

美容皮膚科医って聞いただけで
セレブで綺麗なマダムを想像してしまう。

でも人間、何不自由なく生きられる人はいない。

みんな悩みはあるのです。。

いろいろあったけど、ラストは甘くて(^^)
よかったね、奈美さん。
思わずにやけてしまった。

タイトルからして、苦手な人もいるかもしれないけど
私はやっぱり窪さんが好き。

いろんな意味で?夢見させてもらいましたー(笑)



449. この気持ちもいつか忘れる



住野よる・著

読了:2021年2月13日

ひとこと住野よるさんの新刊。

私はCD付きの先行限定版を読みました。

序盤から、まさに住野ワールド!

でも前半で残った謎がほとんど解けないまま
ストーリーが終わってしまい
少しもやもやしたものが残っています。。

これも作戦なのか??(笑)

チカの会話で聞き取れないところや
2人の会話の中での言葉の意味など
今後何かあるのかな、と
頭ひねっていたんだけど
あまり意味がなかった。。

結局
「この気持ちもいつか忘れる」ということなのかな(笑)



448. 水を縫う



寺地はるな・著

読了:2021年2月6日

ひとこと:初読み作家さんが続きます。

寺地はるなさん。

ちょっと気になりながら、ずっと心にとどめるだけにしていた人。

何でもっと早く手にとらなかったんだろう。

女だから、男だから、妻だから、
夫だから、母だから、父だから・・・

「こうあるべき」「こうしないと」
「無理に決まってる」「そんなんやめとけ」

いったい誰が決めたんだろう、そんなこと。

心にすーっと溶け込んだ。
文章のところどころで、かなり癒されました。

うんうん。

「好きなものは好き」でいい。

もっと気軽に考えていいんだね。

素敵な作品でした。