読書のきろく

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読んだ本の記録。備忘録。ひとことふたことみこと。

445. 十の輪をくぐる



辻堂ゆめ・著

読了:2021年1月20日

ひとこと:辻堂ゆめさんの新刊です。

『十の輪』の意味は読後にわかりました。

今までの作品とは違うような、、
でも、いつもの謎解き要素は
しっかりと入っていたかなと思います(^^)

2つの時代を交互に追いながら、
半世紀前とはいえ
自分も生きてきた昭和の時代に
夫の暴力に耐えなければならないとか
一度嫁いだら、実家に戻ることは許されないとか
・・・あったんですね。

万津子の根性は並大抵のものではないと思います。

しかも
発達障害という認識がなかった時代に
息子を信じて、必要以上に叱らず
その存在を認めて愛し続けた・・・

ああ、すごい。

ただただ感動。