読書のきろく

読書のきろく

読んだ本の記録。備忘録。ひとことふたことみこと。

272. 光待つ場所へ



辻村深月・著

読了:2018年12月9日

ひとこと:最近は短編集が続いています。

この作品こそ、
最近よく話している「辻村深月作品を楽しく読める順番」が
とても生きてくる作品だと思います。

今まで読んできた辻村深月作品の同窓会を覗いてるみたい(^^)

話ももちろん面白いんだけど、
読みながら「この人誰やったっけ?」
と考えるお楽しみがついてくるのがいい。

それにしても。

樹氷の街」には、やられました(笑)
読みながら、急に中学の頃の記憶が甦ってきたのです。

読書中断して、
しばらく合唱コンクールの思い出に浸ってしまいました・・・

それから。

最後の最後、「冷たい光の通学路Ⅱ」で
前から気になっててめっちゃ会いたかった人に会えました。

うれしかった!



271. 光



三浦しをん・著

読了:2018年12月3日

ひとこと:文庫本の裏にある内容説明を見て、
読んでみたいと思っていました。

やっと!読めた(^^)

三浦しをんさんは、まだあまり読めていないのですが、
人間くささ溢れる、という点では、
前回読んだ「愛なき世界」もそうなんだけど、
こちらはもっと重く暗い感じ。

出てくる人誰もが皆、ホントに人間くさい。
そしてみんな一生懸命生きている。

人間の中の闇について考えさせられました。

人間くさい話は嫌いではありません、むしろ好きです。



270. ふちなしのかがみ



辻村深月・著

読了:2018年12月1日

ひとこと:短編集。
辻村作品で初めてホラーを読みました。

最近ホラーづいてます。

これはこれで楽しめたけど、
正直意味の分からない話もありました。

でも、
よくわからないからこそ怖かったりする・・・・・

ラストの話が一番辻村さんぽい気がして好きです。

自論ですが、
辻村さんを一度も読んだことない人には
おすすめしたくありません。

もう少し後で読んでほしいです。



269. いなくなった私へ



辻堂ゆめ・著

読了:2018年11月28日

ひとこと:辻堂ゆめさんのデビュー作品です。

今までになかった視点の話でした。

ミステリーに、青春、SF?
いろんな要素が詰まってる感じ。

〇〇殺人事件とかいう定番のミステリーも好きだけど、
こういうミステリーもいいですね!

今回はハッピーエンドでよかったです。

「コーイチは、高く飛んだ」は悲しかったので。。

surrealyukako.hateblo.jp



というわけで、
言葉の隅々まで、ちゃんとかみしめたくて、
きっちり丁寧に読みました。

268. 鬼の跫音



道尾秀介・著

読了:2018年11月24日

ひとこと:道尾さんの短編集、初挑戦です。

これはホラーですよね。。

タイトルからして恐かった。

怖いんだけど止まらなくて、あっという間に読了。

「冬の鬼」は日記形式。

ネタバレになるので、あまり言えませんが
1番怖かった気がします。

全ての作品に「S」という人物が登場するけど
接点はないです。



267. ロードムービー



辻村深月・著

読了:2018年11月21日

ひとこと:「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフ短編集。

うーん。
楽しく読める順番があることに頷けます。


さて。

辻村深月さん、初期の上下巻ものを
ほぼ読破しました。

「冷たい校舎の時は止まる」を読んだときは、
なんでこんなに面白い作品を後回しにしたんだろう?
と思ったけれど
デビュー作だ、とかいって最初に読んでたら
それで終わっていたかもしれません。

そして
こんなに辻村作品にはまることはなかったかも。。

全作品読めたら、
自分なりの「楽しく読める順番」をまとめたいな、と
思っています(^^)



266. 愛なき世界



三浦しをん・著

読了:2018年11月21日

ひとこと:仕事がら、本の目録を覗く機会が多いです。

この「愛なき世界」も
「恋のライバルは草でした」という言葉が印象的でした。

洋食屋見習いの藤丸くん、ホント憎めなくて好き。

本村さんは、いつか気持ちに答えてくれるのかな~

松田研究室の人もみんな好きです。

「俺たちはみんな光を食べて生きている」
この文章が気に入りました♪

それにしても
巻末の参考文献の多いこと!

すみからすみまで、感動しました。