読書のきろく

読書のきろく

読んだ本の記録。備忘録。ひとことふたことみこと。

451. ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人



東野圭吾・著

読了:2021年3月4日

ひとこと東野圭吾最新刊です。

軽くてサクサク読めました。

マジシャンの叔父さんが個性強すぎで(^^)
振り回されっぱなしの真世。
2人の掛け合いも楽しかったです。

コロナ禍に起こった話という設定もすごい!

ただ、中身は切なかった・・・私はですが。

これ、シリーズになるんじゃないかなあ。



450. 私は女になりたい



窪美澄・著

読了:2021年2月20日

ひとこと:大好きな窪美澄さんです。

美容皮膚科医のアラフィフ女性と
かなり年下の患者、の恋愛小説。

美容皮膚科医って聞いただけで
セレブで綺麗なマダムを想像してしまう。

でも人間、何不自由なく生きられる人はいない。

みんな悩みはあるのです。。

いろいろあったけど、ラストは甘くて(^^)
よかったね、奈美さん。
思わずにやけてしまった。

タイトルからして、苦手な人もいるかもしれないけど
私はやっぱり窪さんが好き。

いろんな意味で?夢見させてもらいましたー(笑)



449. この気持ちもいつか忘れる



住野よる・著

読了:2021年2月13日

ひとこと住野よるさんの新刊。

私はCD付きの先行限定版を読みました。

序盤から、まさに住野ワールド!

でも前半で残った謎がほとんど解けないまま
ストーリーが終わってしまい
少しもやもやしたものが残っています。。

これも作戦なのか??(笑)

チカの会話で聞き取れないところや
2人の会話の中での言葉の意味など
今後何かあるのかな、と
頭ひねっていたんだけど
あまり意味がなかった。。

結局
「この気持ちもいつか忘れる」ということなのかな(笑)



448. 水を縫う



寺地はるな・著

読了:2021年2月6日

ひとこと:初読み作家さんが続きます。

寺地はるなさん。

ちょっと気になりながら、ずっと心にとどめるだけにしていた人。

何でもっと早く手にとらなかったんだろう。

女だから、男だから、妻だから、
夫だから、母だから、父だから・・・

「こうあるべき」「こうしないと」
「無理に決まってる」「そんなんやめとけ」

いったい誰が決めたんだろう、そんなこと。

心にすーっと溶け込んだ。
文章のところどころで、かなり癒されました。

うんうん。

「好きなものは好き」でいい。

もっと気軽に考えていいんだね。

素敵な作品でした。



447. イダジョ!研修医編



史夏ゆみ・著

読了:2021年1月31日

ひとこと:シリーズを続けて読むのは
私にとって珍しいことです。

前作で医大生だった美南ちゃんは
研修医となりました。

読後感。

「そんな何もかもうまくいくわけないやろーー!!」

でもまあ、
小説だから許します(笑)

研修医のこともよくわかったしね。

美南ちゃんは、、、
前作よりも苦手になってしまったなあ(^^;

とかいいながら、
その後が気になって、完結編も読むんだろうなあ。。



446. イダジョ!医大女子



史夏ゆみ・著

読了:2021年1月26日

ひとこと:身近に医学生がいるので、
医学部6年間のことをもっと深く知りたいな~
と思って、手にとりました。

なるほど、よくわかる内容(^^)

それにしても
小説だと6年間が早いですね(笑)

恋愛要素も盛り込まれていて、
楽しく読めましたが・・・

主人公の美南ちゃん、
同期の日向くんへの態度がちょっとよくないなあ。。

こういう人、そばにいたら
ちょっと苦手かもしれない。



445. 十の輪をくぐる



辻堂ゆめ・著

読了:2021年1月20日

ひとこと:辻堂ゆめさんの新刊です。

『十の輪』の意味は読後にわかりました。

今までの作品とは違うような、、
でも、いつもの謎解き要素は
しっかりと入っていたかなと思います(^^)

2つの時代を交互に追いながら、
半世紀前とはいえ
自分も生きてきた昭和の時代に
夫の暴力に耐えなければならないとか
一度嫁いだら、実家に戻ることは許されないとか
・・・あったんですね。

万津子の根性は並大抵のものではないと思います。

しかも
発達障害という認識がなかった時代に
息子を信じて、必要以上に叱らず
その存在を認めて愛し続けた・・・

ああ、すごい。

ただただ感動。